インターンシップ体験
先日、当社のインターンシップの為に新潟県長岡市の学校から参加がありました。
木工に興味があるとの事です。
朝に軽く私と面談をしてから工場見学、まずは製作管理部の体験、こちらでは体験で製作してもらう図面の説明や製作管理部の業務内容などのレクチャーを受けております。
家具作りの体験が始まります。骨組を作り、ボンドを塗り、パネルつくり、組み立て作業などを行ってもらいました。当社で製作している基本パネル組の家具になります。
その後家具塗装の体験をしてもらいました。こちらではコースターを塗装してもらいます。
家具塗装は家具のよしあしを決める重要な仕事の一つです。いくら家具が良くても最後の家具塗装が悪ければ品質がダメになってしまいます。下塗りを塗装し乾燥後、上塗りをして仕上になります。
入社前にインターンシップで体験してもらう事はとてもいい経験になると思います。
一日の短い時間でしたが、どんな先輩職人に指導されるかなど初めての体験を積むことはとてもいい機会なのです。
家具職人になるのは、とても大変で険しい道です。一番きついのは入社1年~2年だと思います。最初は基礎となる作業の連続だからです。でも考えてほしいのは、高校野球でも一年生は球拾いから始め、徐々に上手になっていきレギュラーになり試合に出られるものなのです。それはどんな仕事でも同じなのです。
今は情報社会で沢山の情報が簡単に手に入る時代です。仕事がきついと感じると学生時代の友人の話や他の転職を考えてしまうものですが、自分に合っていない、と決めつけるのはもうちょっと待ってほしいと思います。
1~2年の基礎的な仕事が終わると徐々に一人で家具を作る機会があたえられると全く違った景色が見えてきます。自分の制作したものが出来上がる達成感はとても嬉しくもあり、もっと頑張ってみよう!もっとうまくなりたいと思うものです。その様にして職人としての道は開けていくものなのです。