ブライワックス・ワトコオイルを 使いこなす方法
こんにちは。白石木工の白石です。
白石木工が、ものづくりの楽しさを発信するYouTubeチャンネル「白石木工チャンネル」は、
有難い事にたくさんの方にご覧いただいています。
昨年公開したブライワックスの使い方動画にも、多くのコメントをいただきました。
https://www.youtube.com/playlist?list=PLaNRwgal1FIEl3vLv6lE3dfBYYBWdKVwA
木工のプロとしては当たり前になっていることも、視聴者の方の素朴な質問にハッと気付かされる事があり、大変励みになっています。
さて、ブライワックスに続き、リクエストがあったワトコオイルの動画を公開しました。
動画の前に、ブライワックスとワトコオイル、それぞれの特徴を簡単にご説明します。
ブライワックス、ワトコオイル
それぞれの特徴
ブライワックスとワトコオイルは、どちらも木材を保護する塗料で、ブライワックスは天然の蜜ろう、ワトコオイルは油が主成分です。
ブライワックスは固形ですが、温度が上がると溶けて液体になるので、気温が高い夏場よりも、気温が低い冬場が扱いやすいです。
ブライワックスは色のバリエーションが豊富で選ぶ楽しさがあり、ワトコオイルは塗ると木材が濡れたような色合いになるので、とても雰囲気のある仕上がりになります。
「ウレタンやラッカー塗装をされている木材に使えますか?」という質問をいただくのですが、どちらの塗料も木材に浸透させて使うので、ウレタン・ラッカー塗装された木材には浸透しません。何も塗られていない木材に使用してください。
また、ワトコオイルは匂いが強いので、しっかりと換気をしながら使いましょう。
ちなみに、白石木工が手がける店舗の陳列棚にもブライワックスを使うことがありますが、商品を置く面には塗装しません。塗った面に商品を置くと、木材に浸透させたブライワックスが移る可能性があるからです。棚などを作る時は、塗る面に気をつけてくださいね。
手間をかけた先の楽しみ
塗装は、下地処理と乾燥が大切で手間がかかる作業です。ワトコオイルも、刷毛で塗るだけではきれいに仕上がりません。
ただ、ポイントをおさえれば一つ一つの工程は簡単。
動画を観ながら塗ってみてください。
【週末DIY】はじめてのワトコオイル Part1:基本の塗り方
https://www.youtube.com/watch?v=0fknCDAoFR0&feature=youtu.be
最新動画では、ワトコオイルのホワイトとナチュラルの2色を塗り比べてみました。
色合いの違いがはっきりとわかります。
【週末DIY】はじめてのワトコオイル Part2:応用編 塗り比べ
手間と時間がかかる塗装ですが、自分好みの色と風合いを叶えられるのが醍醐味。自分で手をかけて塗った物には愛着もひとしおです。
木材の種類や木目によっても印象が変わるので、動画を参考に好みの色を見つけてくださいね。